閃輝暗点の対処法 その後は？

• その場から動かない
• 運転している場合すぐに車を止める

閃輝暗点は視覚異常を起こします。動くと危険です。
事故や怪我など二次災害を引き起こす原因となります。
症状が治まるまではじっとしていてください。

閃輝暗点であれば、症状は必ずおさまります。
　→大半は30分以内に症状が消失しますが、1時間ぐらい続く方もいます。


閃輝暗点の症状、一例

ギラギラ、ギザギザする


歪んで見える

→頭痛が起きた
偏頭痛の前兆症状と合致します。偏頭痛の自覚がない場合は、頭痛が偏頭痛の特徴に当てはまるかを確認してください。

偏頭痛の特徴
・頭の左右どちらの痛み
・脈打つようなズキンズキンとする痛み
・痛みの度合いは強め
・前兆で閃輝暗点が発生する場合あり

→頭痛が起こらなかった
脳疾患の可能性が高まります。一度MRIでの精査をお勧めします。

• 閃輝暗点後に頭痛がない
  
  
• 初めて閃輝暗点が起こった
  
  
• 頻回に繰り返すようになった
  
  
• いつもと違う視野障害が起きた
  
  
• 症状が一向に治まらない
  
  

閃輝暗点は一度起こると繰り返す事が多いです。
再発は翌日の場合もありますし、数か月後の場合もあります。

閃輝暗点は視覚的症状として出るため、非常に怖い思いをします。
身体に何か悪い病気があるのではないかと不安がよぎります。

ですが、そんな気持ちを抱くのは貴方だけではありません。
心のモヤモヤを解消するために、一度は受診することをお勧めします。
決して面倒がらないでください。その価値はあります。

これは恐らくビッグデータが存在しません。閃輝暗点の大規模調査自体がほぼ存在せず、ましてやその中での有病率を取ったデータはないでしょう。そのため、当院の状況で数字を出してみます。

サンプルデータ
当院へ来られた閃輝暗点患者様/約250名
後頭葉に異常が見つかった方/4名
内訳/脳梗塞3人、脳出血1人

ですので、脳疾患起因は概ね1～2%と考えられます。

詳細
閃輝暗点が脳梗塞である確率

この確率が高いか、低いかと聞かれれば「高い」と答えます。
クリニックレベルで時々見つかる病気=全国規模で見れば毎日見つかる病気
と言っても差し支えがないからです。

極端に恐れることはありませんが、身内が閃輝暗点になっていたらまず検査はさせます。「問題がない事は確認しておいた方が良い」というのが、忖度のない意見です。

よく眼科へ行かれる方がいますが、閃輝暗点の原因は眼ではありません。脳の血流が一時的に阻害された場合、脳に病気がある場合に起こります。

よって、MRIかCTのある脳神経外科、脳神経内科が推奨されます。検査機器はMRIかCTが良いですが、設置のないクリニックもありますので、必ず事前に確認してください。



ちなみに、当院は横浜市青葉区にある脳神経外科・脳神経内科クリニックです。田園都市線藤が丘駅から徒歩8分。検査機器はMRIです。
閃輝暗点の患者様は非常に多く診ています。この病気への正しい認知と安心を目的に情報発信をしているため、遠方からも患者様がお越しになられます。

当院への受診を希望される場合は、事前にお電話でご予約ください。
電話番号：045-482-3800

閃輝暗点について知りたい

こちらの動画をご覧ください。

記事監修

院長　泉山　仁

・横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
・日本脳神経外科学会専門医
・日本脳卒中学会専門医

平成27年 市が尾カリヨン病院 病院長
平成29年 青葉さわい病院 副院長
令和元年 横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 開業

院長紹介

 

 

横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科

田園都市線藤が丘駅より徒歩8分、青葉台駅より徒歩13分
診療：要予約制　診療日：月～木曜日、土曜日

初診でMRI希望の方は事前にお電話にてご予約ください。
当日のご予約も可能です。

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