「評判がいい 脳神経外科 名医 横浜 神奈川」でお調べの方へ

こんにちは。
横浜市青葉区の脳神経外科・脳神経内科の横濱もえぎ野クリニックです。

本日は病院探しをされている方へのアドバイスです。

皆様はどのような言葉で検索されますか?

「地域名 診療科目」
「症状 診療科目」
でしょうか?

あるいは
「診療科目 おすすめ」でしょうか?

少しでも評判の良いところへ行きたい気持ちはよくわかります。
当院にも「横浜 評判のいい 脳神経外科」などのワードで辿り着く方がいます。

よりお調べになる場合は
「診療科目 名医」
「病院名 口コミ」
で検索をされる方もおられるとでしょう。

実はこの検索ワードは参考になる部分もあり、参考にならない部分もあります

◆「診療科目 名医」について

「名医」というフレーズは大変使いにくい言葉です。まず自院のページで用いると自画自賛になります。そして名医の基準は人により異なるので難しい言葉です。抽象的であり過剰な宣伝とも取れるので、使うことを躊躇する言葉なのです。

ですから、名医というワードで本当の名医を見つける事は難しいです。名医で調べた時に出るサイトは、病院ポータルサイト(多数の病院情報をまとめているサイト)等の紹介ページが多い事が特徴です。

◆クリニック情報がまとめサイト、掲載順位があるサイトについて

これには広告料が発生している場合が多々あり、公平的観点とは言い難いサイトが存在します。広告料順に掲載されるケースがあり、実質的に宣伝サイトと化している場合があります。実際に拝見すると「え、、なんでここが1位なの。」と思う順位付けをするサイトが多々あります。

ちなみに1位で出してもらうには結構な金額が掛かります。過去に当院へも掲載のお誘いがありましたが、丁重にお断りしました。


◆「病院名 口コミ」について

こちらはある程度は参考になりますが、どのサイトに掲載されているかを注意する必要があります。病院ポータルサイトには、低評価や悪い内容の口コミが投稿できない、反映されない仕様のサイトが存在します。つまり、一定評価以上のクチコミしか表示されていない場合があります。これを考慮した上で判断する必要があります。

ちなみに口コミの数が少ない病院でも、良い病院である可能性は十分にあります。口コミ数が多い=良い病院とは限りません。逆に悪い部分がハッキリしている病院の場合は、類似内容が複数投稿される傾向にあるので判断しやすいです。

現状ではgoogleの口コミが一番参考になるでしょう。理由は良い評価も・悪い評価も選別なく掲載されるからです。尚、大きな病院、精神科、産婦人科は総合評価が低くなりがちです。ここでは理由に触れることは控えますが、把握しておくと良いでしょう。


◆何が一番参考になるのか?

これは「実際に行った人から話を聞くこと」です。実体験ですから病院の雰囲気や先生の診療スタイルまでを知った上での判断です。実際にその病院へ行った家族なり知人や友人に聞くのが確実です。何より自分が嫌だと感じた病院は身近な人に薦めませんよね?

ただし、複数の先生がおられるクリニックの場合はこれに限りません。違う先生に当たる可能性があるので、必ずしも参考にならないということです。そういう場合は同じ先生がおられる日に行くのが安心です。

また、親しい仲の医療従事者に聞くことも良い方法です。実は医療従事者は自分が働く病院を薦めるとは限りません。むしろ職場の病院には掛かりたくないという方が沢山います。気まずいからと避ける人もいますが、多くは自院の医療が信頼できないと感じているからです。ですから「うちにおいでよ」と即答がある場合の信頼性は高いです。

身近にそういう方がいなければgoogleの口コミを参考にしましょう。口コミの大半は実際に行った人が書いていますから。


◆診療圏の広いクリニック

多方面から患者様が来るクリニックを探す方法もあります。そのようなクリニックには以下の可能性があります。

  1.  特定の病院から連日大量の紹介がある(母体の法人が同じなど)
  2. 専門性に特化しており、他の病院にはない治療がある
  3. 評判が良く遠くからも患者様がやってくる


1は固定の供給先がある状態であり、それが良い病院とは限りません。2は受診したい分野であれば検討の余地があると思います。3は評判が良いことで患者様が来ているので、目的との合致率が高いです。

但し、1つ懸念点があります。それは予約が取れるかどうかです。人気のある病院は完全予約制を採用していることが多く、一か月先まで一杯といった状況もまま見受けられます。ですので、実際に受診できるかどうかが第一のハードルとなります。


ここからは余談ですが、関連性の深いお話をします。

Q.脳神経外科の診療圏は?

A.都心部では半径2km程度です。競合が少ないところなら半径3km程度です。

実は脳神経外科の診療圏は広くありません。というのも、脳神経外科自体はそれなりの数があります。競合の多い地域では1駅~2駅間に1つは脳神経外科があります。

 

では、当院の診療圏はどれぐらいだと思いますか?答えは半径10kmです。「そんなバカな?広すぎるだろ!!」と思う方もいると思います。
ですので、きちんと説明します。

こちらは当院から半径2km(緑)、半径10km(赤)を示した地図です。当院も開院から暫くは緑の範囲が診療圏でした。

そこから脳神経外科クリニックの置かれている状況、患者様が求めることと現実の違いを良く知り、脳神経外科の敷居の高さを払拭すべく努力を始めました。

追記 2023年11月2日

執筆後も患者様の輪が広がり、診療圏が半径20km規模になってきました。東京都からも沢山お越しいただくようになりました。重ね重ね厚く御礼申し上げます。

医師にとっては当たり前でも、患者様は知らない事はよくあります。そういうものを一つ一つ丁寧に説明します。悪い部分があるなら何処が悪いか、大丈夫であるならば頭痛は何が原因と疑われるか、そういう視点で患者様に理解を深めてもらいます。


例えば、頭に動脈瘤があった場合、どちらの説明が良いでしょう?

A.「未破裂動脈瘤がありますね。破裂するとくも膜下出血になります。くも膜下出血は亡くなる事もありますので、気を付けてください。」

B.「ここにコブみたいなものがあります。これは動脈瘤と言って風船みたいに膨れた状態です。ですが、これは大きさが2mmと小さいです。よって、破裂する可能性は極めて低いです。だから、必要以上に不安にならなくても大丈夫です。」

AもBも正しい事を言っています。しかし、伝え方が全く違います。それによって患者様の感じ方には天と地ほどの差が生まれます。



もっと具体的にいきましょう。次は頭痛で受診した場合を例とします。

A.「MRI上は問題ないです。薬いりますか?」

B.「MRIで問題は見つかりませんでした。実際に画像を見ながら説明していきますね。…と、いうわけで頭の病気は否定できました。では、頭痛の原因は何か。今回の頭痛は緊張型頭痛だと思います。その理由は…。では、緊張型頭痛に効くお薬を飲んでみましょうか。」

「極端すぎない??」と感じた方もいるかもしれません。ですが、これが現実です。本当にAの説明で済ませる先生がいます。そういう診察が数多存在することは患者様から嫌というほど聞かされています。話を聞く度にうちはしっかりせねばと反面教師にしています。

このような形で診療を行ううちに、当院の情報が口伝えで広がり診療圏の拡大に繋がりました。

こちらは数日分の新規患者様のお住まいです。当院は青葉区の真ん中にありますから、普通なら殆どが青葉区の患者様となるはずです。ですが、区外からも相当数の患者様が来られているのがわかります。

尚、このデータには紹介状の患者様は含まれておりません。つまり、患者様自身が当院を選んで来てくれているのです。


患者様をよく診察し、しっかりと説明すること。これを実現するために、当院が行った方法は患者様の数をセーブする事でした。

実際に一日で100人を診る脳神経外科様はあります。それが悪いとは言いません。クリニック毎にやり方があると思います。ただ、うちの場合はそのような人数は診れませんし、やり方を変えざるを得ません。ですから、質を担保できる人数で診療を行っています

効率は良くないかもしれませんが、患者様の満足度は全く違ってきます。それは表情や反応でとてもよく伝わってきます。何よりもその患者様がまた来たり、家族を連れてきたり、友人に紹介したり、という形で意思表示をしてくれます。これは「患者様が良い病院。信頼できる病院。」と判断してくれた証であるからです。そういった評価をいただける限りは、この形での診療を続けていこうと考えています。

尚、当院では予約が1カ月先ということはありません。むしろ、その逆です。出来るだけ当日に、満枠でも翌日にはご案内できるような形を整えています。


◆脳神経外科の場合、気にすべきもう一つの事

最後に脳神経外科の場合、もう一つ気にした方が良い点があるのでお知らせします。

検査機器があるクリニックではCTかMRIを撮ることが多いですが、機器による差異、クリニックの撮影方針、撮影技師の技量で出来上がる画像のレベルに相当な違いが出ます。検査結果の画像は診断する際の重要な判断材料です。

しっかりとした検査を希望される方はこの部分も気にした方が良いです。MRIで言えば、低すぎるテスラ数のクリニックは避けるなど。撮影方針を言及しているクリニックは稀です。当院は丁寧に撮ることを重視しているので言及しています。

また撮影時間の短さを強く売りにしている場合は、懸念点になり得ます。理由としては"撮影時間を短くする"と"画像が荒くなる"はほぼ同義だからです。尚、CTとMRIどちらが良いかは、脳の撮影ならMRI優位が一般論です。

長くなりましたが、皆様の病院探しに少しでもお役に立てたら幸いです。良い病院、先生と出会えることを心より願っております。

◆当院について

当院は横浜市青葉区の脳神経外科・脳神経内科です。検査機器はMRIを導入しています。

当院の特徴

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ご感想

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~偏頭痛で深刻にお悩みの方、病院巡りをされている方へ~
当院ではなく偏頭痛を専門とする病院、頭痛外来をメインとする病院への受診を推奨します。当院ではエムガルディ注射等の最先端医療は行っておりませんので、お役に立てない可能性が高いです。

記事監修

院長 泉山 仁

横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医

35年以上の経験を持つベテラン医師。モットーは真心のある診療。患者様にしっかりと説明を行い、よく理解してもらう事を大切にしている。気さくで親しみやすい診療が評判を呼んでいるが、実力の伴う医師である事も重要だと語る。現在もその経歴に奢ることなく勉学に励み続けている。


横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科
診療日:月~木曜日、土曜日 駐車場あり

〒227-0048 神奈川県横浜市青葉区柿の木台4-7
東急田園都市線藤が丘駅より徒歩8分、青葉台駅より徒歩13分。


初診でMRI希望の方は事前にお電話にてご予約ください。
当日のご予約も可能です。

 
混雑時はお電話に出られない場合があります。
その場合はお手数ですが、数分後に再度お掛け直しください。

電話番号:045-482-3800


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