こんにちは。
横浜市青葉区の脳神経外科・脳神経内科、横濱もえぎ野クリニックです。
本日は変わったテーマでいきます。
良い診察を受ける為の方法です。
どの診療科に行く場合でも役に立ちますので、ぜひお読みください。
まずは大前提を書きます。
それは自分の症状・経緯を上手く説明する事です。
シンプルにわかりやすく伝える。これが大切です。
良くない伝え方の代表例
1.ダラダラ話す
言いたい部分が何処なのかはっきりせず、まとまりのない喋り方です。
診察室に入るなり、まくし立てるようにマシンガントークをする方がいますが、
医師が要点を拾い損ねる、聞く気を無くすという致命的な問題を生みます。
2.小出しにする
必要な事を最初に言わず小出しに情報を出す喋り方です。
状況に応じて必要な検査、やるべき治療が変わります。
後から後から情報が出てくると医師は困ってしまいます。
3.時系列がぐちゃぐちゃ
患者様の頭の中で情報が纏まっておらず、説明の順番がおかしい喋り方です。
とりあえず勢いで一生懸命伝えようとするのですが、自分でも整理が出来ていない為、
途中で何を言っているのかわからなくなったり、同じ事を繰り返し言ったりします。
4.嘘をつく
血圧を低く申告したり、飲んでいる薬を隠したりするケースです。
殆どの状況においてその嘘は良い方向には働きません。
見栄を張らず正直に伝える事が、一番自分の為になります。
良い伝え方
①.症状
②.服用中の薬
③.持病
④.薬のアレルギー
この四項目は特に大事な項目です。
漏れなく記入してください。
①.いつ
②.どんな症状が
③.どの程度
④.どんな時に
例
①.先月から
②.締め付けられるような頭痛が
③.週に2~3回起こる
④.疲れた時やゲームを長時間やると起こる
懸念している事があれば、⑤で伝えましょう。
例
⑤.去年MRIを受けた時に動脈瘤が見つかったので、それも一緒に診て欲しい
上手く伝えられる自信がない場合は、予め紙に書いてきて見せるのも良いでしょう。
ただし長文は推奨しません。流し読みされてしまいます。要点のみを書いて短めにしましょう。
よくある質問の例(頭痛編)
・頭痛以外の症状はないか
・家族で脳疾患になった人はいないか
・抱えている持病はないか
・数値が悪い項目はないか(例えば血糖値やコレステロールなど)
・過去に検査をした事はあるか
- 起きている状況を簡潔に伝える
- 質問に的確に答える
この二つで診療の精度は格段に上がります。
ぜひやってみてください。
最後にもう一つ大切な事を伝えます。
このような場合は、次から病院を変える事をお勧めします。
- まともな問診がなかった
- 医師の説明がよくわからなかった
- ちゃんと説明してくれなかった
- どこがどう悪いのか理解できなかった
これは医師に以下の理由がある場合に起こりがちな状況です。
- 自信がない
- 何が原因かわからない
- やる気がない
- 伝え方が下手
ちなみに当院ではしっかりと説明を行い、患者様がご自身の状態をよく理解できるよう努めています。
開院以来大切にしているモットーの一つです。来られた患者様全員が、きちんと理解し、納得して帰ってもらいたいからです。
記事監修
院長 泉山 仁
・横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
・日本脳神経外科学会専門医
・日本脳卒中学会専門医
平成27年 市が尾カリヨン病院 病院長
平成29年 青葉さわい病院 副院長
令和元年 横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 開業
横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科
田園都市線藤が丘駅より徒歩8分、青葉台駅より徒歩13分
診療:要予約制 診療日:月~木曜日、土曜日
初診でMRI希望の方は事前にお電話にてご予約ください。
当日のご予約も可能です。
電話番号:045-482-3800