こんにちは。
青葉台駅から徒歩13分、横濱もえぎ野クリニックです。
本日はインフルエンザワクチンの効果についてのお話をします。
ワクチンを打てばインフルエンザにかからない。
タイプが外れた場合は効果がない。
といった意見がよく見受けられますが、これは誤解です。
正しくは以下の通りです。
・ワクチンを打ってもインフルエンザにかかることはある。
→接種の意味がないわけではない。症状が軽度になったり、重篤化を防げる。
→死亡原因の多くを占める合併症のリスクが下がる。
・タイプが外れても効果はある。
→予防効果が0%になるわけではない。
→外れても50%程度は予防効果があるとの見解が多い。
成人の場合は一回接種と二回接種では、大きな差異はないと考えられていますが、
受験生で特に心配という方に関しては二回接種される方もいらっしゃいます。
身分や年齢を問わず、予防のためにワクチン接種を行うことは有効ですが、
特に接種を推奨される方がいます。
それは以下に該当する方です。
・65歳以上の高齢者の方。
・心臓や腎臓、または呼吸器に障害のある方。
・免疫不全傾向のある方。
・小児のお子様や高齢者と同居されている方。
・医療関係者、介護従事者の方。
・職業柄多人数と接触する機会の多い方。
日頃からの手洗い、うがいも有効な対策ですが、
ワクチン接種も選択肢の一つに入れるのが良いかと思います。
記事監修
院長 泉山 仁
横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医
35年以上の経験を持つベテラン医師。モットーは真心のある診療。患者様にしっかりと説明を行い、よく理解してもらう事を大切にしている。気さくで親しみやすい診療が評判を呼んでいるが、実力の伴う医師である事も重要だと語る。現在もその経歴に奢ることなく勉学に励み続けている。