頭を打ったら何科へ行く?脳外科?救急車?

最終更新/2024年3月8日

こんにちは。
青葉区の脳神経外科・脳神経内科の横濱もえぎ野クリニックです。

本日は頭を打った場合、頭をぶつけた場合に何科へ行けば良いのか、
救急車を呼ぶべきなのかの判断基準について書いていきます。


■頭のケガは脳神経外科へ■

頭に関する事故は脳神経外科の分野です。
ですので、脳神経外科を標榜する病院へ行くことになります。

状況に応じて、下記のどちらかを選択する必要があります。
・脳神経外科のクリニック(診療所)

・脳神経外科を標榜している大病院


■脳神経外科クリニックへ行くべき状況■

・自覚症状がない
・見た目に変化がない

・たんこぶができた
・僅かな出血がみられる
・瞬間的に記憶がない
・めまいがおきた(自力歩行可能)
・頭痛がおきた(自力歩行可能)

頭を切っている場合は、ステイプラーで処置できる状態までが対応範囲です。
深い傷で縫う必要がある場合は、大病院での処置が推奨されます。

※ステイプラーとは医療器具用のホッチキスです。傷跡を縫合する時に使います。
 軽傷の場合に用いられます。大きな傷の場合はステイプラーではなく縫合する必要があります。


■脳神経外科を標榜する大病院(救急外来)へ行くべき状況■

・激しい出血が見られる
・傷口部分がパックリ開いている
・30分以上記憶が飛んでいる
・めまいがおきた(自力歩行不可)
・頭痛がおきた(自力歩行不可)
・けいれん症状がおきている
・何度も嘔吐してしまう
・意識がハッキリしない

上記は危険な脳の損傷である、急性硬膜下血腫や脳挫傷の症状も含まれます。
明らかな異常が出た場合は、様子見せずにすぐに救急外来へ行ってください。
自力で動けない場合は救急車を呼んでください。


■頭をぶつけた場合に絶対にやるべき事■

頭をぶつけた患者様の場合、病院・クリニックでは必ず確認すべき事項があります。
それは脳の内部に損傷がないかを確認することです。

この検査にはMRIやCTが用いられます。
これは脳出血(頭蓋内出血)などが見つかることがあるからです。

見た目は何ともない状態でも、放置することで死に至る場合があります。
そのため、「念のため検査を…。」となるわけです。



ちなみに、当院は脳神経外科クリニックです。
頭をぶつけた方の検査、診察が可能です。

・その日に来院、検査が可能です。電話番号:045-482-3800
※必ずお電話でご予約の上、お越しください。

・1.5テスラMRIにて検査を行います。

・長時間静止が困難なお子様はレントゲン検査を行います。

・外傷は浅い傷なら処置が可能です。

・縫合が必要な大きな傷は当院ではなく救急外来へお願いします。

記事監修

院長 泉山 仁

横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医

35年以上の経験を持つベテラン医師。モットーは真心のある診療。患者様にしっかりと説明を行い、よく理解してもらう事を大切にしている。気さくで親しみやすい診療が評判を呼んでいるが、実力の伴う医師である事も重要だと語る。現在もその経歴に奢ることなく勉学に励み続けている。


横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科
診療日:月~木曜日、土曜日 駐車場あり

〒227-0048 神奈川県横浜市青葉区柿の木台4-7
東急田園都市線藤が丘駅より徒歩8分、青葉台駅より徒歩13分。


初診でMRI希望の方は事前にお電話にてご予約ください。
当日のご予約も可能です。

 
混雑時はお電話に出られない場合があります。
その場合はお手数ですが、数分後に再度お掛け直しください。

電話番号:045-482-3800


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