ここ数年、鳴りを潜めていたインフルエンザですが、ついに大流行の年がやってきました。その現状を横浜市のデータでお知らせします。
要点
- 今年は爆発的な流行傾向にある
- 15歳未満が全体の55%を占めている
- 対策の基本は手洗いとうがい
流行状況/近年との比較
※数値は定点観測からの報告数です。横浜市では30人を超えた場合は、流行傾向が発令されます。最新の観測(2024年末)では、60.35人と流行基準値を大幅に上回っています。
感染は横浜市内全域に拡がっており、近年では稀に見るレベルの流行です。
年齢別患者割合は10歳未満が35.8%、10歳~15歳が19.6%と、15歳未満が全体の55.5%を占めています。
今からでもワクチン接種するべきか?
インフルエンザワクチンは打ってから効果が出るまでに二週間ほどのタイムラグがあります。例えば、今からですと受験期には間に合いません。また冬に流行る病気なので、春には下火になると思われます。ただ、同居人でインフルエンザに掛かると危ない方がおられる場合(高齢者や疾患を抱えておられるなど)は、打っても良いかと思います。
ですが、あくまでもインフルエンザ対策の基本は以下の三つです。
- 手洗い
- うがい
- マスク
コロナ流行時と同様に咳をしている人から離れる、こまめな手洗いをする等が抜本的な対策になります。一番の対策は日常生活に気を付ける事なのです。
記事監修
院長 泉山 仁
・横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 院長
・日本脳神経外科学会専門医
・日本脳卒中学会専門医
平成27年 市が尾カリヨン病院 病院長
平成29年 青葉さわい病院 副院長
令和元年 横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科 開業
横濱もえぎ野クリニック 脳神経外科・脳神経内科
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